バージョンアップ

木曜日です。
壊れたかもしれないと思ってたレコーダがちゃんと動いてくれました!やった!ダメもとな気持ちで容量の少ないディスクに変えて、設定あれやこれやいじってみたら何事もなくダビング出来たんですけどほんとにいったいどういう現象だったんだろうあの読み取りエラーディスクの量産…。とにかくそんな感じでダビングが成功して大喜びしたのが月曜日の話で、そのおかげで録画容量に空きが出来てくれたので昨日放送していた5時間の音楽番組を無事に録画できたのでした。良かった良かった。放送されたものを実際に見たら控えめに言っても永久保存版な場面が盛りだくさんだったので感謝のようなじんわりした気持ちが胸に満ちています。敢えていうなら感謝、という程度の相似。何に感謝したらいいのかって話だもんな。
ところで再来週ぐらいには11時間の音楽番組があるんですけど本当に全部録画できるのかな我が家のレコーダ。そろそろ本当に7年分の蓄積の中からどれか消す事を考えないといけない。何を消すかを選ぶのって選択肢が好きなものばかりだと苦手なんだよ。仮にこれが服を買うかお菓子を買うか本を買うかの中からひとつ諦めないといけないみたいに全然違うものたちとの比較だったら悩まないけど、ポルノさんの歌の中から好きじゃないものを一曲選ぶとかみたいに大枠が大好きなものだったりしたらその時点で悲劇。好きなはずなのに切り捨てるための理由を探す時間って全然建設的じゃないじゃないか。なんでこんな話してんだ?あと2週間だ。


6月28日というとわたしにとっては思い出深い出来事が幾つかある日なんですけど、その中でも一番大きいのは人生で初めてポルノさんのライブに行った年の事です。2005年。今朝出勤する時にそのライブの一曲目の歌を聴いてたら、すぐに当時の視界を思い出す事が出来たのがしみじみと嬉しかった。この時の一曲目だった歌(生歌で聴いた初めての歌とも言える)、アルバム曲だった事も影響してるだろうけどこのツアー以来一度もライブでやってないはずなんですよ。だから他の思い出と交ざる事なくあの時に見たものだけを真っ直ぐに思い出す事が出来る事にも今になって気付いた。気付けた。たった一度だけだったあの機会がくれた高揚感の純度が13年経った今でも変わらずに保たれたまま自分の中にあること。同じセットリストであっても全く同じライブは一つとして無い事を今ではよく理解しているからひとつのツアーに何度か参戦する事の掛け替えのなさも知っているけど、あのたった一度の瞬間に何度でも戻れる、そういうふうに振り返れるのも悪くないものだなと。頭で考えるのでなくしっかりと胸に落ちたのはなんだかちょっと良い実感だったな、というような事を考えたのでした。時間が経つ事で見えてくるもの、なのかな。と思ったけどそれだけじゃないね。不即不離だ。


昨日に続いて朝は雨だったけれど、午前中には止んでお昼休みに外に出た時は眩しいぐらいの青空でした。蒸し暑くも風が強かったから不快ではなかったな。
夕方頃の空がなんだかちょっと劇的な青と白で、いつもよりやや上を眺めながら帰りました。そのまま穏やかな夜。満月だそうです。月が綺麗、って鉤括弧で括って書きたい。
おやすみなさい。